新技術・新素材
「快適」を追求した脱・重力の快感「ソロフォート」
新時代のマルチ交絡糸を使用したニッケの新素材[ソロフォート]は、軽さとストレッチ性が際立っています。その秘密は「異次元感覚の撚り」。上質の原料を使い、配列を変えながら複雑な撚りをかけるニッケ会心の新技術。引っ張りや摩擦にも強い、コンフォート時代の新感覚ウール素材です。 STRETCH+SOFT+SHARP
高性能単糸紡績技術(ソロスパン糸またはマルチ交絡糸)はIWS・CSIRO・WRONZ(現
CANESIS)の3者で開発された技術で97年9月に公表、日本毛織は98年7月から試験を開始、99年2月から商業生産に移行、3月にはザ・ウールマーク・カンパニーと共同プレス発表を行ないました。
精紡機に取りつけたシンプルな装置で単繊維が複雑に絡み合った"マルチ交絡糸"ができ、糊付けせずに単糸のまま織れる革新的な技術です。
織物は目風がきれいで膨らみがあり美しい霜感、ナチュラルストレッチが特徴。紳士・婦人のスーツ、ジャケット、ユニフォーム、ニット用途に展開しています。
ソロフォート単糸(ソロスパン糸)
平行にした繊維束を3~4分割し、その繊維束を入れ替えながら撚りをかける新方式。繊維同士が絡み合い、毛羽が立ちにくく、ソフトな膨らみと、引っ張りや摩擦に強い性質がある。
通常梳毛単糸
単繊維を平行に並べ、一定方向に撚りをかける従来の方式。単糸特有の細さは得られるが、毛羽が立ちやすく、強い引っ張りや摩擦に対して、繊維が抜けやすい性質がある。