事業内容 ニッケグループの6つの事業

SiC繊維フェルトは、高強度・高耐熱性に優れた宇部興産㈱の「チラノ繊維」を原料にしてフェルト化したものです。ディーゼル排ガスに含まれる小粒子径から大粒子径の黒鉛(PM)を捕集する特徴があり、車、船舶、発電機等のディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)に適した素材です。
また、耐熱性が要求される炉材(省エネ)、把持材、断熱材、FRC(繊維強化セラミック)に活用できる有望な素材です。

宇部興産(株)ホームページより引用・転載

SiC繊維フェルト製品 規格表
繊維径(μ) 10・14
長さ(m) 1~40
幅(mm) 870
有効幅(mm) 840
目付(g/㎡) 150~300
引張強さ(N/50mm) 0.6以上(230g/㎡)

チラノ繊維の特性(ZMIグレード)
引張強度(GPa) 3.4
引張弾性率(GPa) 200
破断伸度(%) 1.7
密度(g/c) 2.48
組成(wt%) 珪素 56
  炭素 34
  酸素 9
  チタン -
  ジルコニウム 1
膨張係数(10-6/K) 4.0(室温-1000℃)
熱伝道率(W・mk) 2.5

宇部興産(株)ホームページより引用・転載

※チラノ繊維の引張強度変化

宇部興産(株)ホームページより引用・転載

高強度、高耐熱性は、チラノ繊維の大きな特徴の一つです。特にジルコニウムを配合したZMIグレードの耐熱、耐酸化性は、他のグレード(S・LoxM)に比べて非常に優れています。 SAグレードは、1800℃以上の耐熱性がある航空宇宙材料です。

※PM2.5規制

PM2.5とは直径が2.5μm以下の超微粒子のこと。微小粒子状物質という呼び方もあります。大気汚染の原因物質とされている浮遊粒子状物質(SPM)は、環境基準として「大気中に浮遊する粒子状物質であってその粒径が 10μm以下のものをいう」と定められていますが、それよりもはるかに小さい粒子です。PM2.5はぜんそくや気管支炎を引き起こします。
それは大きな粒子より小さな粒子の方が気管を通過しやすく、肺胞など気道より奥に付着するため、人体への影響が大きいと考えられているからです。代表的な微小粒子状物質であるディーゼル排気微粒子は、大部分が粒径0.1~0.3μmの範囲内にあり、発ガン性や気管支ぜんそく、花粉症などの健康影響との関連が懸念されています。
国際的にはすでに基準等が設定されており、わが国でも環境基準設定に向け検討が行われつつあります。

※船舶の排ガス規制

NOx新造船規制の第2次規制(2011年)は、エンジンの改良、EGR(排ガス再循環装置)にて対応が可能ですが、現行比80%削減が要求される第3次規制(2016年)は、尿素還元触媒(SCRシステム)等の対策が必要です。
SCRシステムは、前段でPM(黒鉛)を取り除く必要があります。

お問合せ先
東京支社 資材事業本部
SIC担当 松本 雅彦
Tel:03-6222-5888/Fax:03-3551-1262
Mail: matsumoto-masahiko@nikke.co.jp