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隅 育子

PROFILE 隅 育子 PROFILE 隅 育子

自分に何が向いているかわからないままニッケに入社。管理部門を中心にさまざまな経験を積む中で、マルチなスキルを持ったオンリーワンの存在へ。経験をしたことがないことには積極的にチャレンジし、マスターしようととことん勉強するタイプ。

LIFE & CAREER 01

大好きな海外からは遠い世界へ 大好きな海外からは遠い世界へ

中学3年生の夏休みにアメリカを訪れ、新しい価値観や文化に触れたことで海外に興味を持つようになりました。大学でも語学を専攻したかったのですが、就職氷河期だったこともあり、就職先の幅が広そうな商学部を選択。その代わりに進学後は語学科目をすべて履修しました。また、第二外国語でドイツ語に出会い、虜に(ちなみに英語とドイツ語については、大学卒業後もずっと語学学校に通って学び続けました)。そんな語学漬けの日々を送っていたこともあり、就活に出遅れてしまいました。最初は語学を活かそうと商社を志望しましたが、当時の私のレベルでは採用のボーダーには届かず。語学以外に自分に何が向いているのかがわからなかったため、日々の生活の中で馴染みのある食品や服飾関連のメーカーを中心にエントリーをしました。当時は就職氷河期ということもあり、女性を総合職として採用する企業は多くありませんでしたが、ニッケは性別に関係なく広く門戸を開いており、かついろんなキャリアを歩めるところに魅力を感じ入社を決めました。

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LIFE & CAREER 02

社長から学んだ考えることの大切さ 社長から学んだ考えることの大切さ

最初の配属先は、グッドライフ事業本部管理チーム(※現:人とみらい開発事業本部管理部)。以降、管理部門を渡り歩くことになります。入社4年目には経理課へ異動。そして7年目には経営企画室へ。最初の1年は社長秘書を務めました。それまでの6年間はすでに確立されている仕組みの中で動いてきましたが、秘書業務を通じて仕事への向き合い方が変化。当時の社長との日々の会話を通して考えて動く習慣が身につきました。きっかけは当時、社長からよく言われた「白紙に戻して考えなさい」という言葉。どうしてその数字が出てきたのか。本当にその数字が正しいのか。それまではすでにある仕組みに則って計算をしていたので、あらためてそこに疑問を感じることはありませんでした。しかしそれでは本当にあるべき姿に気付くことができない上、進化が止まってしまいます。重要なのは目的を達成すること。そこへのアプローチの方法はたくさんあり、固定観念にとらわれることなく常に白紙の状態からベストな方法を考え、実践することが大切であると学びました。

LIFE & CAREER 02

LIFE & CAREER 03

巡り巡って憧れの海外へ 巡り巡って憧れの海外へ

経営企画室で社長秘書や経営計画の策定に携わった後、グループ会社へ出向することとなりました。そこでの役割は、同社が展開する海外グループ会社のサポート。最初の仕事は、インドにある工場の財務状況の調査でした。実際に現地にも足を運び、調査報告書の作成を実施。その後も韓国、中国、タイ、インド、メキシコなど、各国のグループ会社と本社の間に立って資金繰りや資金調達の支援を行いました。学生時代には語学を活かして活躍したいと思っていた私ですが、入社当時のニッケにはそのようなフィールドはありませんでした。そのため、必ずしも海外と関わる仕事を希望していたわけではないのですが、それにもかかわらずチャンスが巡ってきたのは、語学や経理等のスキルがあったから。さらに理由を遡れば、どんなことにも興味を持ち、やるからにはマスターしようと懸命に取り組んできたからだと思います。

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歴史を覆し、多様な働き方ができるニッケへ。 歴史を覆し、多様な働き方ができるニッケへ。

次世代のリーダー育成を目的とするビジネスリーダー育成プログラムの第一期生に抜擢され、1年間の研修を受講。その一環で出向先から再びニッケに戻り、人財戦略室へ配属になりました。その後、財務グループへ異動。現在は完全ペーパーレス化を目指して、クラウド型経費精算システムの導入に取り組んでいます。業務改革に乗り出そうと思ったのは、人財戦略室でダイバーシティについて調べたことがきっかけです。ペーパーレス化が実現できれば在宅勤務が可能になります。そうすれば働き方がもっと多様になり、女性ももっと活躍できる会社になります。ダイバーシティについて考えることがなければ、こんな発想には至らなかったでしょう。また、長い歴史の中で当たり前のように行われてきた業務に疑問を持つことができたのは、社長から白紙に戻して考えることの大切さを学んだから。新たな挑戦を次への挑戦に繋げ、自分の世界を広げていくことで、ニッケを縁の下で支えていくこと。それが私の役割だと思っています。

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